トルヴェール・クヮルテット

先日行った六花亭コンサート、

ほぼ満席でした。

いやぁ、すごかった。やはり超人の集まりですね。

 

前に生で聴いたのはずいぶん前と記憶していますが、

ますますパワーアップしているように感じました。

 

まさに「クラシックからポップスまで」の豊かなプログラム。

前半最後の「ストライク・アップ・ザ・シュトラウス」は聴き応えたっぷりで、コンサートの最後のような盛り上がり。

「え?ホントにこの後、ローマの祭り吹くの?」と思いました。

 

隣に座っていた、きっとサックスにあまりなじみがないであろうマダム。

前半が終わって休憩に入るとき、

「は~、すごい…」とつぶやいておりました。

 

後半はまず「ドリカム・スペシャル・ソングブック」。

懐かしい~、よく吹いていた。

本家を生で聴くのは初めてだったかもしれません。

 

いや、こんな難しい曲だった?

パワフルだけど優しい演奏。

この後、ローマの祭りでしょ?(しつこい)

 

そしていよいよ待ってました!

「ローマの祭り」

これが聴きたかったのです。

 

私、高校1年生のときと大学3年の時、

吹奏楽でどちらも全楽章演奏しているので、とても思い出深い曲となっています。

テナーの神保さんの曲解説がわかりやすく想像しやすくとても良かった。

 

サックスカルテットにピアノの五重奏。

不思議。

オーケストラの壮大な厚みがそのまま表現されている。

長生淳さんのアレンジもすごいし、それを表現しているトルヴェールの皆さんもすごいんだな。

 

高校1年の時、バリトン担当だったのですが、

イングリッシュホルンのソロを私がソプラノで吹いたんですよね。

そこは須川さんが吹いていて、やっぱり~と嬉しくなりました。

 

他も、金管木管、弦楽器、それぞれの音色で聴こえてきたからすごい。

(すごいばっかりですが)

 

昔、大学の他の楽器の先輩が、

「サックスは他の楽器の曲、なんでもやるな」とイヤミ交えて言っていたのを思い出します。

弦楽アンサンブル、金管アンサンブル、木管アンサンブル、

歴史の浅い楽器というのもあるのかもしれませんが、

サックス程なんでもアレンジして吹いてしまう楽器は他にないのではないでしょうか。

 

あっという間の20分。

こんなに短い曲だっけ?

 

その後たっぷりアンコールも演奏していただき、

あっという間の2時間でした。

ひとつも飽きなかった。

 

全てを全力で吹き切るスタミナ、パワー。

すごすぎる。

 

歳を理由に諦めてはいけないと反省しました。

 

最後にローマの祭りが入ったCDを買って帰りたかったのですが、

サイン会みたいになっていたので遠慮して帰ってきました。

 

トルヴェール・クヮルテットの皆さん、

札幌公演ありがとうございました。

最高でした!

 

あ、写真のお菓子は配られたわけではなく、色合いが似てると思い一緒に撮っただけです。